HOME >> 圓朝地名図譜 >> prev 群馬県 next
群馬県 その2   
はなしの名どころ
霧陰伊香保湯煙(あらすじ)
後開榛名の梅が香(あらすじ)
塩原多助一代記(あらすじ)
 是から段々細道へ連れ込んで、たうたう二つ嶽の根方まで參ると、二ツ嶽の温泉で、竹筒で地へ穴をあけると、プーと湯氣が立ちます所へ、サンダハラボツチなどを置きまして腰を掛けて、肛門を温めると云ふ痔の湯で……
 (「後開榛名梅香」)
  鈴木行三編,『圓朝全集』 第十巻,春陽堂(1927)
 
地点名 出典と登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年月
利根川 とねがわ 多助, 上野, 下新田 全1件1題   利根は坂東一の川(上毛かるた).
"この大泉小泉の堀割から堅品川という利根の水上へ、ドッドッと岩へあたって落とします"(塩原多助一代記)
     
勢多郡 せたごおり 後日譚(岩波) 全1件1題 勢多郡 "勢多の仁太郎と申す勢多郡にごろついておって悪疫のごとく忌み嫌われて"(鹽原多助後日譚, 円朝の世界, 岩波書店(2000))      
みぞろ木 みぞろぎ 草三 全1件1題 渋川市(旧勢多郡赤城村溝呂木) 溝呂木.「安中草三」溝呂木の幸吉の出身地.県天然記念物の大ケヤキがある.
"上州のみぞろ木村という所に、もと召し使った家来の藤蔵という者を尋ねてまいりますと、藤蔵は水沢へ引き移ったと聞き"(安中草三)
溝呂木交差点 9707
赤城 あかぎ 草三 全1件1題 渋川市(旧勢多郡赤城村)あたり "私は上州の赤城下で、溝呂木村の百姓でございまして、良人を鹿之八と申します"(安中草三)      
赤城山 あかぎさん 伊香保, 多助, 草三 など (他 東京11件, 上方2件) 全19件13題 前橋市など 数坂峠から四方を望む.赤城山は数坂峠から南にあたる.国定忠治の"赤城の山も今夜限り,雁がないて南の空へ飛んで行かあ".
"赤城の方から雷がゴロゴロいなびかりがピカピカ"(霧陰伊香保湯煙)
     
さんたい荒神 さんたいこうじん 緑林(三一正蔵芝居噺) 全1件1題 前橋市,渋川市,桐生市,沼田市など 正蔵の芝居噺仕立ての「緑林門松竹」に登場.読みからは,産泰神社も考えられるが,赤城三体明神だろう.
"でぇ落ち合う先は」「赤城のさんたい荒神の前の洞穴だ"(菊模様皿山奇談(楼門の場),八代目林家正蔵 正本芝居噺考,三一書房(1993))
赤城神社 9707
さんたい荒神       こちらは,前橋市下大屋町にある産泰神社.安産の神で底抜け柄杓を奉納する 産泰神社 9707
渋川 しぶかわ 伊香保, 後の文治, 草三 など 全4件4題 渋川市 渋川は日本のへそを標榜する町で,臍石まである.碑は"はたた神引返しけりへそ祭り".四つ角に立つ.ここは雷もまた名物.
"女中を乗せて渋川へ下りて、金子へ出まして"(霧陰伊香保湯煙)
渋川川柳碑 0306
渋川:警察署 けいさつしょ 太助伝 渋川市仲ノ町 渋川警察署は北方の金井に移転し,跡地は市営駐車場となる.
"渋川の宿に来る。今警察署の向うだるまやと云う立場に来る"(塩原太助伝)
     
中村 なかむら 太助伝, 下新田 渋川市中村 渋川へ入るすぐ手前.早尾神社には県天然記念物の大ケヤキ.さらに先代のケヤキがあったという.
"沼田迄〔六里〕近し、白井に出ル、是より中村半田村に懸る"(塩原太助伝)
早尾神社の大ケヤキ 0110
半田 はんだ 太助伝 渋川市半田 渋川のやや南.半田の早尾神社の透かし彫は小さいが手が込んでいる.
"沼田迄〔六里〕近し、白井に出ル、是より中村半田村に懸る"(塩原太助伝)
早尾神社本殿彫刻 0110
金子 かねこ 後日譚(岩波), 太助伝, 下新田 全1件1題 高崎市(旧群馬郡群馬町金古) 三国街道の金古宿.写真の家は金古上宿にある名主をつとめた旧家.
"上州高崎から金子渋川と三国街道を参って中山宿から別れて沼田の城下に一泊いたし"(鹽原多助後日譚, 円朝の世界, 岩波書店(2000))
金古宿神保家大門 0006
漆原 うるしばら 草三, 孝子, 太助伝 全2件2題 北群馬郡吉岡町漆原 渋川〜前橋間.「英国孝子伝」では車夫の漆原の嘉十が登場.
"元は大久保政五郎の親類で、駈出しの賭博打だが、漆原の嘉十と云った長脇差よ"(英国孝子伝)
     
駒寄 こまよせ 草三 全1件1題 北群馬郡吉岡町漆原 "漆原の駒寄"として登場.前橋から伊香保への道中付け.
"惣社より大久保に出で、漆原の駒寄より野田村を越えて"(安中草三)
駒寄交差点 9910
ざる観音 ざるかんのん 太助伝 北群馬郡吉岡町漆原 長松寺境内に隣接している.戦火迫り観音像を矢とともに射たところ,桑畑のザルの中にストン.養蚕が盛んだったことが偲ばれるザル市が催される.
"うるし原新田ざる観音の堂あり"(塩原太助伝)
長松寺笊観音堂 9910
長性寺 ちょうしょうじ 太助伝 北群馬郡吉岡町漆原 天台宗長松寺.ざる観音の寺.
"前橋より右側大杉の並木あり。寮と云う。長性寺墓所あり"(塩原太助伝)
     
大久保 おおくぼ 草三 全2件1題 北群馬郡吉岡町大久保 前橋から伊香保への道中付け.佐渡奉行道(玉村−総社−渋川)の宿.
"惣社より大久保に出で、漆原の駒寄より野田村を越えて"(安中草三)
佐渡金山街道道標 9910
岩神 いわがみ 多助, 上野, 太助伝, 下新田 全1件1題 前橋市岩神 岩神の飛岩は前橋の天然記念物第1号.割ると血が流れたという.
"ようやくの事で岩上という所へかかりますと、白りっと夜が明けて来ました"(塩原多助一代記)
岩神の飛石 0110
正観音塚 しょうかんおんづか 上野, 太助伝 前橋市岩神 岩上に稲荷神社があるが,正観音塚は不明      
前橋 まえばし 伊香保, 多助, 草三, 孝子 など (他 東京8件) 全18件16題 前橋市 前橋の宿駅のこと.県庁所在地なのにちょっと奥まっていて行きづらい.本町の八幡神社にある写真の碑には,だるま市のことが書かれており,六斎市の文字がある.
"高崎や前橋の六斎市の立ちまする所へいって売るのでございますが、前橋は県庁がたちまして、大分繁昌でございまして"(霧陰伊香保湯煙)
達磨御焚上発祥之地裏面 0804
前橋:県庁 けんちょう 伊香保, 多助, 孝子 全3件3題 前橋市大手町1 臨江閣本館は1884(明治17)年に迎賓館として建てられた.県庁の御用水というのはここを流れる川だろう.
"用水が流れており、只今では掛茶屋ができて、この用水が県庁の御用水になっております"(塩原多助一代記)
臨江閣庭園 0110
利根の枝川 とねのえだかわ 多助, 上野 全4件1題 前橋市 岩神あたりの広瀬川を指す.
"ここには利根川の枝川があり、その河べり松の木が五、六本生えておりまして"(塩原多助一代記)
広瀬川 0110
前橋:竪町 たつまち 伊香保, 文治, 孝子 など 全4件4題 前橋市千代田町2あたり 前橋の中心地.前橋城の東北にあたる.国道17号添いで,渋川への馬車軌道が通っていた.萩原朔太郎生家跡がある.
"手前は前橋竪町の商人桑原治平と申します"(霧陰伊香保湯煙)
竪町通り銘板 0110
前橋:藤本 ふじもと 伊香保 全1件1題 前橋市本町2か 圓朝の妹(実妹ではない)が奉公していた鰻料理店.紺屋町にあった.
"前橋は県庁がたちまして、大分繁昌でございまして、只今では猶盛んでありますが、料理茶屋のよいものが有る。その中で藤本という鰻屋で料理をいたす家が有ります"(霧陰伊香保湯煙)
     
実政の渡 さねまさのわたし 草三 全1件1題 前橋市南町2〜小相木町 実政の渡は,実正,真政などと書かれ,"みしょう"の読みも見る.前橋市南町2の水神社に碑がある.
"これより前橋にかかり、実政の渡を越え、惣社より大久保に出で"(安中草三)
実正の名が刻まれた碑 0110
総社 そうじゃ 草三 全1件1題 前橋市総社町総社 上野国の総社,祭神は数百.このあたり上野国府で,平将門が新皇を名乗った地.
"実政の渡を越え、惣社より大久保に出で、漆原の駒寄より"(安中草三)
上野総社 9802
野田 のだ 草三 全1件1題 北群馬郡吉岡町上野田,下野田 写真の碑はは三国街道一里塚にある.野田の庚申塚と呼ばれ,正徳4と万延元年の2基がある.
"漆原の駒寄より野田村を越えて、水沢山を横に見て"(安中草三)
三国街道一里塚 0110
踏違 ふんだがえ 草三 全1件1題 北群馬郡吉岡町水沢か 不明.「安中草三」で,うどん屋の藤蔵を殺害しようとしたところ.水沢から約1km前橋の方へ下った高崎と前橋への分かれ道.水沢の県道15号,153号の分岐あたりか.
"藤蔵は白張りの小田原提灯をつけて、八丁ばかり段々となだれを下り、水沢から踏違へ出てまいりました"(安中草三)
     
峰村 みねむら 草三 全1件1題   不明.踏違そば.
"片方はずっと榛名から水沢までの山続き、峯村までの松林、高崎と前橋へ出るわかれ路にてごく物淋しき所でござります"(安中草三)
     
水沢 みずさわ 草三 全2件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町水沢) 坂東16番札所,水沢観音水沢寺門前.写真右手の六角堂は,内部の六地蔵を回転できる構造.水沢うどんが名物.藤蔵の茶店もここ.
"小鳥村からカシキに出ます所の手前が水沢でこれを曲がると地蔵越えといって、近いけれど余程道の悪い所で"(安中草三)
水沢寺 0306
観音山 かんのんやま 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町水沢) "これからギシギシかつぎ出し、水沢の観音山を後ろになし、段々になだれ上り、山道を下りてはまた登り"(安中草三)      
水沢山 みずさわやま 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町水沢,伊香保) 標高1194m.山腹に水沢寺.
"水沢山を横に見て、ようよう日数もかかりましたが、九月十二日伊香保へ着いたし"(安中草三)
水沢山 9903
黒沢 くろさわ 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町〜伊香保)の黒沢川 "黒沢のくぼみ"とある.駕籠にのった恒川を謀殺しようとしたところ.旧黒沢橋あたりが窪んでいる部分.黒沢橋へ向かう旧道は土砂で埋まっており,片側からしか行けない.
"水沢の観音山を後ろになし、段々になだれ上り、山道を下りてはまた登り、また下りますと黒沢の大窪みへかかり"(安中草三)
黒沢橋より 0306
地蔵河原 じぞうがわら 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町) 水沢側から向かって伊香保に入る東口.渋川からの道との分岐点.バス停もある.谷川沿いの駐車場に地蔵尊が祀られている.
"私は伊香保のものではございませんが、福田屋の親分さんに地蔵河原へ所帯を持たしていただき"(安中草三)
地蔵河原地蔵 1210
伊香保 いかほ 伊香保, 草三, 孝子, 太助伝 (他 東京10件, 上方2件) 全16件9題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町) 伊香保温泉.シンボルの石段街の両側に旅館が並んでいる.1920(大正9)年の大火で,ほとんどの宿が焼けてしまった.大家が源泉を占める制度は変わらないらしい.あぶれた旅館は水道水を沸かしており,温泉偽装問題としてニュースになった.
"伊香保という所はよい所で、海面から二千五百尺高いという、空気は誠によく流通いたして、それから湯が諸病に利くというよろしい所で"(霧陰伊香保湯煙)
伊香保温泉石段街 9903
伊香保神社 いかほじんじゃ 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 石段を登った高台に鎮座.延喜式内社.
"まず伊香保神社へ行くより外は道はございません。石坂を上がって行くと二軒茶屋があります"(霧陰伊香保湯煙)
伊香保神社 0306
伊香保:湯本 ゆもと 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 湯沢川上流の湯元には,共同浴場,赤く濁る観察井戸,『日本温泉論』のベルツ先生の胸像がある.
"ただいまではあそこは変わりまして湯本へ行きます道がつき、あれから二ツ嶽の方へ参る新道もできました"(霧陰伊香保湯煙)
第二号源泉とベルツ博士像 9903
伊香保:木暮金太夫 こぐれきんだゆう 伊香保, 草三 全3件2題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 現在の金太夫旅館.木暮金太夫は代々の名士.古くは町長,近くは日本温泉科学会長もつとめている.
"伊香保には結構なのが沢山ございますが、中にも名高いのは木暮金太夫、木暮武太夫、永井喜八郎、木暮八郎と云うのが一等よいとあちらで申します"(霧陰伊香保湯煙)
金太夫旅館 9903
伊香保:木暮武太夫 こぐれぶだゆう 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 現在のホテル木暮.伊香保源泉の半量近くを所有.元の位置からは移転して近代的なつくり.
"伊香保には結構なのが沢山ございますが、中にも名高いのは木暮金太夫、木暮武太夫、永井喜八郎、木暮八郎と云うのが一等よいとあちらで申します"(霧陰伊香保湯煙)
ホテル木暮 9903
伊香保:永井喜八郎 ながいきはちろう 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 現 青山旅館.石段街の中腹右手.
"伊香保には結構なのが沢山ございますが、中にも名高いのは木暮金太夫、木暮武太夫、永井喜八郎、木暮八郎と云うのが一等よいとあちらで申します"(霧陰伊香保湯煙)
青山旅館 0306
伊香保:木暮八郎 こぐれはちろう 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 温泉旅館楽山館.天皇家の行幸の栄に浴し,町長をつとめた.
"木暮八郎の三階へ参って居ます客は、霊岸島川口町で橋本幸三郎と申して"(霧陰伊香保湯煙)
     
伊香保:温泉元村 おんせんもとむら 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保)か 永井喜八郎の居所が元村とある.石段街にあたる.
"鉄砲をかついでしずしずと出で来たりましたこの人は、上州伊香保温泉元村なる永井喜八郎と申す者"(安中草三)
     
伊香保:二軒茶屋 にけんぢゃや 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保)か 伊香保神社への石段の途中に描かれる.置いてある遠眼鏡のレンズが濁っているとはうがったこと.
"石坂を上がって行くと二軒茶屋があります、遠眼鏡が出ておりますが曇っててちっとも見えません"(霧陰伊香保湯煙)
     
湯の沢 ゆのさわ 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町) 湯沢川をさかのぼった紅葉橋の奥に,伊香保温泉の支配であった千明(ちぎら)屋敷跡の石垣が残る.
"そんなら摺臼峠か湯の沢の裏山を下りて送ってやれ"(安中草三)
湯沢川と紅葉橋 9903
伊香保:向山 むこうやま 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町) 伊香保温泉街の西,湯沢川をはさんだ尾根筋.岩崎家の別荘があった.今は立ち入れなさそう.
"それにあなた明日ね向山へ往くので、私は留守居でげすが"(霧陰伊香保湯煙)
     
伊香保:玉兎庵 ぎょくとあん 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町か) 料理屋.向山に設定.
"なんなら御一緒にいらしって月見をなすってはいかがです。向山の玉兎庵てえので"(霧陰伊香保湯煙)
     
湯中子 ゆなかご 伊香保 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町湯中子) 伊香保温泉の北の集落.特に見るところなし.
"橋本幸三郎、岡村由兵衛の両人は伊香保を下りまして、御案内の湯中子村へ出ます"(霧陰伊香保湯煙)
     
岡崎新田 おかざきしんでん 伊香保, 下新田 全1件1題 吾妻郡東吾妻町(旧東村岡崎) 岡上(おかのぼり)用水をつくって岡崎新田を開いた代官岡上生祠がある.
"湯中子村へ出ます。あれから岡崎新田五町田の峠を越し"(霧陰伊香保湯煙)
岡崎新田の道祖神 0306
五町田の峠 ごちょうだのとうげ 伊香保 全1件1題 吾妻郡東吾妻町(旧東村五町田) もとよりこの道ではないだろうが,湯中子と五町田を結ぶ林道の最も峠らしい部分.
"あれから岡崎新田五町田の峠を越し、五町田の宿を出まして右へついてはいって"(霧陰伊香保湯煙)
五町田の林道 0306
榛名山 はるなさん 多助, 草三, 上野 全2件2題 北群馬郡,吾妻郡 1つの山峰ではなく,以下の外輪山などがたくさん登場する.
"草津から四万の筆山、吾妻山から一面に榛名山へ続いて見える山また山の難所で"(塩原多助一代記)
磨墨岩から榛名山を望む 1210
榛名の富士 はるなのふじ 草三 全1件1題 高崎市 榛名富士.標高1390m.2両連結のロープウェイが山頂まで通じている.
"正面には榛名の富士があり、北の方には黒髪山に掃部ヶ岳、烏帽子嶽から硯岩が見えます"(安中草三)
榛名富士山頂一等三角点 1210
二ツ嶽 ふたつだけ 伊香保, 草三 全2件2題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 6世紀の大噴火でできた最も新しい溶岩ドーム.標高1343m.南から見ると三瘤に見える.
"伊香保から榛名山へ参詣いたしまするに、二ツ嶽へ出ます新道が開けません時でございますから、一方道で"(霧陰伊香保湯煙)
二ツ嶽 9903
二つ嶽の温泉 ふたつだけのおんせん 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町伊香保) 本文では水蒸気で肛門を暖める痔疾に効く温泉とある.大正期に蒸気の活動が収まり衰微した.
"二つ嶽の温泉で、竹づっぽうで地へ穴をあけると、プーと湯気が立ちます所へ、サンダワラボッチなどを置きまして腰をかけて、肛門を温めるという痔の湯です"(安中草三)
蒸し湯跡 9903
相馬山 そうまやま 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町),榛東村 標高1411m.榛名火山の東側に噴出した溶岩ドーム.鉄梯子などがあって登るのがキツかった.
"南の方は赤城山、後ろは相馬二つ嶽"(安中草三)
相馬山 9903
黒髪山 くろかみやま 草三 全1件1題 渋川市(旧北群馬郡伊香保町),榛東村 相馬山の異称.山頂に石碑が林立し,黒髪山神社がある信仰の山.
"正面には榛名の富士があり、北の方には黒髪山に掃部ヶ岳、烏帽子嶽から硯岩が見えます"(安中草三)
黒髪山神社 9903
摺臼峠 するすとうげ 草三 全1件1題 北群馬郡榛東村,高崎市 「安中草三」狼退治の場面.磨墨岩のあたりが磨墨峠.通ってみてもあまり峠らしくない.摺臼の方が地形の表現としてはいいのでは.磨墨岩には修行場の行人洞があり,頂上へ登る道がついていた.
"摺臼峠へかかりますると、三人の鼻の先へ見上げるような大きな狼が出ました"(安中草三)
磨墨岩 9903
日高越え ひだかごえ 草三 全1件1題 高崎市(旧群馬郡榛名町)か 不明.
"源七さん誠に御苦労だが、これから日高越をして摺巣峠を越すんだ"(安中草三)
     
榛名湖 はるなこ 草三 全1件1題 高崎市(旧群馬郡榛名町榛名山町) 榛名カルデラの火口原湖.標高1085m.水深はわずか13mしかない.古くは榛名神社の御手洗.夏場はボート遊び,結氷する冬場はワカサギの穴釣りで有名.湖畔には温泉もある.
"へえーこんな高い山の中に沼がありますかね。これは榛名の湖水で、昼間見るとびっくりいたしますよ"(安中草三)
榛名湖 1210
烏帽子嶽 えぼしだけ 草三 全1件1題 吾妻郡東吾妻町(旧東村) 烏帽子ヶ岳.標高1363m.榛名外輪山のひとつで,榛名湖の北側.やや西から見ると,烏帽子の形をしている.
"正面には榛名の富士があり、北の方には黒髪山に掃部ヶ岳、烏帽子嶽から硯岩が見えます"(安中草三)
烏帽子ヶ岳 1210
掃部ヶ岳 かもんがたけ 草三 全1件1題 高崎市(旧群馬郡榛名町),吾妻郡東吾妻町 榛名外輪山の一,榛名湖の西側.標高1449mで榛名山の最高峰.手前に見える石灯籠は,塩原太助が文化12(1815)年に奉納した常夜燈.天神峠にあったものがわずかに移設された.
"正面には榛名の富士があり、北の方には黒髪山に掃部ヶ岳、烏帽子嶽から硯岩が見えます"(安中草三)
掃部ヶ岳 1210
硯岩 すずりいわ 草三 全1件1題 吾妻郡東吾妻町(旧吾妻町川戸) 掃部ヶ岳の東側にあり,眺望のよい岩上への道が続いている.
"正面には榛名の富士があり、北の方には黒髪山に掃部ヶ岳、烏帽子嶽から硯岩が見えます"(安中草三)
硯岩 1210
天神峠 てんじんとうげ 草三 全1件1題 高崎市(旧群馬郡榛名町榛名山町) 外輪山を榛名神社方向へ越えるポイントだが,あまり峠らしくない.この道標と塩原太助奉納の石灯籠がある.
"だんだん沼を小半里もゆくと天神峠の下り口でございます"(安中草三)
天神峠の道標 9903

掲載 050722/最終更新 121015

   表の項目の説明

HOME >> 圓朝地名図譜 >> prev 群馬県 next