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杉並区   
「ええー、堀の内の御祖師様ってのァここですか」
「はいはい、いかにもここが祖師堂ですよ」
 (古今亭志ん朝(3) 「堀の内」)
  京須偕充編,『志ん朝の落語』4,筑摩書房(2003)

地点名 この1題・登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年
堀の内の祖師 ほりのうちのそし 堀の内(青圓生12:17) など 39件12題 (圓朝1件, 東京38件) 杉並区堀ノ内3-48 → 北村辞典.日蓮宗妙法寺.厄除けとお会式で知られる名刹.ここの鉄門はまるで吉原の大門.門前から奥へ移設された.「縮み上がり」は,堀の内の参詣帰りに新宿遊廓で遊ぶことに心を奪われてしまう噺.
"堀の内のお祖師さまへそそっかしいのを直すんで、お詣りをすると言ったじゃァないか"(堀の内)
妙法寺鉄門 2005
堀の内街道 ほりのうちかいどう 長崎の赤飯(青圓生04:07) 1件1題 (東京1件) 杉並区 道標は写真のように鍋屋横丁にあったが,2002年に妙法寺前交差点に移設された.裏面の鍋屋の文字が見えるようになったのはいいが,説明抜きで道標を建てておいては道案内している堀の内までの距離がめちゃめちゃ.
"番頭さん、まいりました。なにが来たン……。あのう、堀の内街道から"(長崎の赤飯)
堀の内道標 1983
高円寺 こうえんじ 浮世根問(青小さん2:01) など 3件1題 (東京3件) 杉並区高円寺北,高円寺南 極楽浄土を根問いすれば,東京を去ることはるか西.荻窪と並んで世界の果てと勘違いされるようなところ.地名の由来である高圓寺は巨刹.
"つまり西の方だなァ。高円寺から荻窪あたり……?"(浮世根問)
宿鳳山高圓寺 2009
荻窪 おぎくぼ 社長の電話(普通名作5:03) など 4件2題 (東京4件) 杉並区荻窪あたり 高円寺とならんで,世界の果てと勘違いするようなところ.オギの生える低湿地に由来するらしく,このオギを刈りとって作った草堂が荻堂,今の光明院荻寺(上荻2-1)だという.門前に荻窪地名由来の看板がある.「社長の電話」は,三遊亭円歌(2)の新作.昨今同様,固定電話を持つ家が少なかった時代の落語.円歌の売りものだった「取次電話」は,金馬(3)の作品.
"一時半ごろにのう、荻窪の宅ナ、わしの電話番号知ってるか"(社長の電話)
荻窪光明院 2011
高井戸 たかいど 法華長屋(騒人名作09:15) 1件1題 (東京1件) 杉並区下高井戸,上高井戸 「法華長屋」の会話で,肥汲みの出身地として登場.高井戸の地名の由来といわれる高井堂が,宗源寺(下高井戸4-2)に移設されている.
"これやア上目黒、高井戸、小松川、みんな揃ってるな"(法華長屋)
高井堂 2009
大宮八幡 おおみやはちまん 話之種(円朝全集 別巻2, 岩波書店 (2016)) 杉並区大宮2-3 大宮八幡宮.祭神は,応神天皇,仲哀天皇,神功皇后の三神.巨大な一の鳥居から続く広い境内に,源義家手植の松などがある.「話之種」は,圓朝の残した雑多なメモ.ここでは,堀の内妙法寺周辺の地理が数行書きつけられている.
"門前を真直に行ば大宮八幡道 中野村中宿"(話之種)
八幡通りバス停 2019

掲載 060310/最終更新 200101

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