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中野区   
ソレ又小さい土橋がある、其の土橋を渡つて突当つて、左へ行けば新井の薬師、右へ行けば火葬場だ。
 (柳家小さん(3) 「駱駝の友達」)
  暉峻康隆ら編,『明治大正落語集成』 第七巻,講談社(1981)

地点名 この1題・登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年
中野 なかの 怪談乳房榎(角川円朝1:02) など 7件7題 (圓朝1件, 東京6件) 中野区中野あたり 中野長者こと鈴木九郎については,紀州藤白とともに「怪談乳房榎」に登場する.屋敷跡とされる成願寺(本町2-26)に墓がある.
"鈴木九郎と申した人がござりましたが、このお人が浪人をいたして関東へ下り、只今の中野に住居いたしました"(怪談乳房榎)
中野長者墓 2006
新井の薬師 あらいのやくし 駱駝(講昭和戦前1:22) など 16件1題 (東京16件) 中野区新井5-3 → 北村辞典.真言宗梅照院.眼病と子育てのご利益.薬師の水を汲んでいる人がいるが,ハケ地でもない水で大丈夫か?出てくるのはすべて「らくだ」で,落合の焼き場への道順の説明.
"突き当って左に曲りゃ新井の薬師"(駱駝)
新井の薬師 2005
鍋屋横町 なべやよこちょう 堀の内(立名人名演07:05) など 13件3題 (圓朝1件, 東京12件) 中野区本町4 → 北村辞典.「堀の内」への道順の説明で登場.鍋屋という茶店に由来し,交差点名に名を残す.堀の内を案内する道標の裏には鍋屋の文字が刻まれている.
"お祖師さまかい。ここを真ッ直ぐ行ってねェ、鍋屋横丁ついてまがりゃァ、突き当たりだァ"(堀の内)
道標の鍋屋の文字 2005
法泉寺 ほうせんじ 話之種(円朝全集 別巻2, 岩波書店 (2016)) 中野区中央2-33 宝仙寺が正しい.真言宗豊山派明王山宝仙寺.中野の巨刹.関東三十六不動の第十五番札所.「話之種」は,圓朝の残した雑多なメモ.ここでは,堀の内周辺の地理が数行書きつけられている.昭和はじめまで,宝仙寺には中野町役場が置かれた.
"真言法泉寺よど橋手前をつのはづ村と云ふ"(話之種)
宝仙寺中野町役場碑 2019

掲載 060310/最終更新 200101

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