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住之江区・大正区   
圓朝地名図譜
天保山の方へ出て、尻無川へドッと這入って、甚兵衛の小屋へ上って豆腐滓(から)汁で一ト銚子飲んで、両側の堤の櫨が色着いているので……
 (笑福亭松鶴(5) 「大阪名所 四季の夢」)
  五代目笑福亭松鶴編,『上方はなし』(下),三一書房(1972)

住之江区
地点名 この1題・登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年月  
粉浜仲之町 文化しるこ(国書レコード:74) 1件1題 (上方1件) 住之江区粉浜1〜3 西成郡のうち.今の粉浜1〜3丁目.
"わたいの家はナ、大阪西成区粉浜仲之町二丁目六十番地"(文化しるこ)
     
新道路 莨の火(三一上方1:30) など 2件1題 (上方2件) 住之江区 国道26号.「莨の火」のマクラ.「上方はなし」が刊行されていた昭和初年に開通している.
"住吉街道もずっと家が並びまして、ことに西へ新道路の広いのができまして"(莨の火)
     
住吉公園 電話の散財(国書レコード:72) など 2件2題 (上方2件) 住之江区浜口東1 住吉大社駅西側,明治初年に設けられた公園地.中央は汐掛道と呼ばれる参道で,燈籠がならぶ.その脇に宝の市を詠んだ芭蕉句碑,"升買て分別かはる月見かな".
"住吉で乗換するもんやさかい、一ぺん公園の方へいこうか、浜の方へ行こうと思うと"(電話の散財)
住吉公園芭蕉句碑 0411
浜口町 代書(三一上方2:33) など 2件1題 (上方2件) 住之江区浜口東,浜口西 代書屋の主人は,新開地を浜口町と書き改めている.
"住吉区浜口町ニ於テ饅頭商を営ムと。これいつまでやってたんや"(代書)
     
新開地 代書(三一上方2:33) など 2件1題 (上方2件) 住之江区浜口東,浜口西 新開地で巴焼屋をやらなんで二行抹消.
"場所は。住吉の新開地だんね。市場の横でナ"(代書)
     
住吉新地 すみよし茶屋(新和上方復刻:05) 1件1題 (上方1件) 住之江区御崎あたり 娼妓が住吉公園の周辺に集められた.移動変遷があるらしく,よくわらかない.浜口東から御崎にかけてと思うが如何.
"しめしめ住吉新地、遠出と出かけましたな"(すみよし茶屋)
     
安立町 住吉駕籠(三一上方1:13) など 4件2題 (上方4件) 住之江区安立1〜4あたり 医師半井安立(なからいあんりゅう)に由来する細長い町.かつては海沿いで,霰松原の碑が安立2-11にある.
"身は安立町で用をたしておったので遅れたと存じ"(住吉駕籠)
安立町の町並み 0411
浪花屋 逆い夢(三一上方1:08) 1件1題 (上方1件) 住之江区か 住吉大社から大和橋の間の料理屋らしい.
"浪花屋へ入ったら松の上には船頭松右衛門"(逆い夢)
     
大和橋 逆い夢(三一上方1:08) など 5件3題 (上方5件) 住之江区〜堺市 大阪堺を分ける大和橋をこえたら,「逆い夢」という芝居づくしの噺がある.
"それは大和橋北詰か南詰か"(逆い夢)
大和橋 0411
南港 大阪レジスタンス(レオ三枝6:10) 1件1題 (上方1件) 住之江区あたり 大阪弁排斥施策で収容所が設けられる.
"逮捕されると、大阪の南港あたりや、長居公園などに作られた収容所に入れられ"(大阪レジスタンス)
南港 0912
大正区
地点名 この1題・登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年月
大正橋 年上の人(桂三枝創作落語大全集, メディアクラフト牡牛座 (2004)) 大正区〜西区 木津川にかかる.大正期に架橋されたことによる.大正区の名前の由来でもある.
"「おかん、店やってんのかいな?」「スナックをな、大正橋で」"(年上の人)
大正橋 0806
尻無川 骨つり(創元米朝4:18) など 4件3題 (上方4件) 西区,大正区,港区 木津川から別れて西流し,大阪湾に注ぐ河川.
"お前どこぞ他へ行たらどうや。ええ。やっぱりこう尻無川とか安治川やとか"(骨つり)
尻無川川尻 0404
甚兵衛の小屋 大阪名所 四季の夢(三一上方2:31) など 2件2題 (上方2件) 大正区〜港区 甚兵衛の渡しは,尻無川の下流部.渡し口にあった蜆汁などを商う甚兵衛の小屋にちなむ.櫨が植わっていた名勝.浪速百勝の絵を見ると小屋は大正区側にあるようだが,如何.
"甚平の小屋へ上って豆腐滓汁で一ト銚子飲んで、両側の櫨が色着いてるので"(大阪名所 四季の夢)
甚兵衛渡船 0404
鶴町 くもんもん式学習塾(レオ三枝5:01) 1件1題 (上方1件) 大正区鶴町 大正期の埋め立て地.大阪の西端を感じさせるが,実際はさらに西に住之江区のポートタウンが広がる.
"お前とこのおかん、鶴町のスタンドバーで働いてるて言うとったんと違うか"(くもんもん式学習塾)
     
エーア・ボート 正月丁稚(騒人名作02:16) 1件1題 (上方1件) 大正区船町 1929年,大阪初の民間利用に供した大阪飛行場.短命に終わった.跡地はすべて工場.新木津川大橋北詰に標柱がある.
"木津川尻の萱や芦原を綺麗に刈り取り、いよいよ今年からエーア・ボートとして生まれ替わり"(正月丁稚)
木津川飛行場跡標柱 0404
千本松 大阪名所 四季の夢(三一上方2:31) 1件1題 (上方1件) 大正区南恩加島 三保の松原にも譬えられた木津川河口部の松並木.その名を残すループ橋と渡船がある.歩いて渡るといや長い高い.
"船で木津川の千本松へ来ると"(大阪名所 四季の夢)
千本松あたり 0404
明石屋 大阪名所 四季の夢(三一上方2:31) 1件1題 (上方1件) 大正区か 蜆汁が名物の料理屋.「四季の夢」から,千本松にあるとわかる.
"明石屋の名物蜆汁で、チョット一合飲んでいると"(大阪名所 四季の夢)
     
日本製粉会社 人間の子(国書レコード:76) 1件1題 (上方1件) 不明 1896年創業の本邦初の製粉会社.位置については社史を調べる必要あり.今の木津川沿いの工場ではないだろう.
"日本製粉会社でございまして。あ、そんでこをひきたがるんだ"(人間の子)
     

掲載 050513/最終更新 151001

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