HOME >> はなしの名どころ >> prev 南区・伏見区・山科区 next
南区・伏見区・山科区   
圓朝地名図譜
詞に本蔵目を見開き 主人の欝憤を晴さんと此程の心づかひ 遊所の出合に気をゆるませ 従党の人数は揃ひつらん
(「仮名手本忠臣蔵」 山科閑居の段)

 ― おお、しみるわしみるわ
 
南区
地点名 この1題・登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年
羅生門 鬼の面(吉本ヨシモト20:5) 1件1題 (上方1件) 南区唐橋羅城門町 朱雀大路正門の羅城門跡の碑は南区唐橋羅城門町.渡辺綱が鬼の棲む羅生門に金札を建てた.今は仕込まないとわからない「鬼の面」のサゲ.
"昔、京都の羅生門で渡辺綱という偉い侍でも怖がったんや"(鬼の面)
羅城門遺址碑 1998
伏見区
伏見街道 三十石(青圓生03:01) など 10件2題 (東京2件, 上方8件) 京都市 福禄寿が百六十.「三十石」の土産を誂える場面.伏見人形の店もここ1軒だけ.
"京都を見物して、これから大阪へ出ようというので、伏見街道を二人"(三十石)
伏見人形 丹嘉店頭 2004
伏見稲荷 紋三郎稲荷(青圓生12:04) など 16件10題 (東京9件, 上方7件) 伏見区稲荷山 全国稲荷の総本社.必須ポイント.最寄りはズバリ稲荷駅.
"お稲荷さまは、まず京都伏見でございますな、伏見稲荷大明神という"(紋三郎稲荷)
伏見稲荷楼門 2002
稲荷山 三十石夢の通い路(三一上方2:14) など 12件5題 (東京4件, 上方8件) 伏見区稲荷山 稲荷山一周は2時間ほど.祀られている稲荷のお塚を見てゆけば半日がかり.
"ここの人形は持って帰って破れてもその土が元の稲荷山へ帰るというねん"(三十石夢の通い路)
稲荷山鳥居 2007
熊鷹稲荷 天王寺詣り(三一上方1:12) など 2件1題 (上方2件) 伏見区稲荷山 稲荷山の中心的な稲荷.本社からしばらく北へ入ったところ.大きな稲荷には茶店まである.「欲の熊鷹」はこれと関連あるのか?
"伏見では、熊鷹稲荷の大明神"(天王寺詣り)
熊鷹社 2002
権太夫稲荷 天王寺詣り(三一上方1:12) など 2件1題 (上方2件) 伏見区稲荷山 田中社.稲荷山を代表する社.四ツ辻から石段を上ったろころ.
"権太夫稲荷の大明神"(天王寺詣り)
権太夫稲荷 2004
末広稲荷 天王寺詣り(三一上方1:12) 1件1題 (上方1件) 伏見区稲荷山か 稲荷山の中に末広稲荷のお塚がいくつかあった.
"末広稲荷の大明神"(天王寺詣り)
末広稲荷 2002
白玉稲荷 天王寺詣り(三一上方1:12) など 2件1題 (上方2件) 伏見区稲荷山か 稲荷山熊鷹社の手前の白玉稲荷がかなり大きい.
"白玉稲荷の大明神"(天王寺詣り)
     
人丸稲荷 天王寺詣り(三一上方1:12) 1件1題 (上方1件) 伏見区稲荷山か ここまで松鶴(5)演の「天王寺詣り」に一気に登場.お塚の1つだろうが,見あたらなかった.
"人丸稲荷の大明神、あまた稲荷を寄集め"(天王寺詣り)
     
二本杉稲荷 天王寺詣り(新和上方復刻:01) 1件1題 (上方1件) 伏見区稲荷山か 以下3件は,枝鶴時代の松鶴演の「天王寺詣り」.熊鷹,権太夫,白玉に続き一気に登場.不明.
"二本杉稲荷大明神"(天王寺詣り)
     
石川稲荷 天王寺詣り(新和上方復刻:01) 1件1題 (上方1件) 伏見区稲荷山か 稲荷山には千を越えるお塚がひしめいている.初めは1つずつ見ていったが,そのうちに目眩がしてきた.
"石川稲荷大明神"(天王寺詣り)
     
内村大明神 天王寺詣り(新和上方復刻:01) 1件1題 (上方1件) 伏見区稲荷山か 命名はおめでたいだけでなくユニーク.中には八五郎稲荷や権太郎稲荷.傑作は新聞社の奉納した毎日稲荷と廣告稲荷のセット.
"内村大明神、御当家へ悪魔はコンコン"(天王寺詣り)
     
杉山稲荷 京阪土産の下(講明治大正2:10) 1件1題 (東京1件) 伏見区稲荷山か これは「祇園会」.稲荷山かどうかはわからない.大杉社の周囲は杉のつく稲荷が多く,杉山大神の名もあった.
"三条の小鍛治宗近さんが杉山の為なりさん、三七二十一日の間精進潔斎して"(京阪土産の下)
     
藤の森 ねずみ(青三木助:13) など 4件2題 (東京4件) 伏見区藤森町 左甚五郎の師匠,墨縄の住まい.
"飛騨を発ちまして、京へ上りまして、山城の国伏見藤の森という所に住居いたしておりました"(ねずみ)
     
藤森神社 三十石宝の入船(講明治大正3:41) 1件1題 (東京1件) 伏見区藤森町 武神らを祀る.神功皇后の旗塚,蒙古塚など戦乱がらみの故地がある.この手水鉢の台石は石川五右衛門が,宇治の十三重塔の上から五番目を盗んだものという.だから宇治には色の違った石がはまっている.
"今の、兄イ、社は何だ。藤の森神社"(三十石宝の入船)
藤森神社手水鉢 2008
墨染 三十石宝の入船(講明治大正3:41) 1件1題 (東京1件) 伏見区 墨染寺に若木の墨染桜がある.墨染桜は鴬亭金升の「暴風雨」(新選落語福,博文館(1900))に登場.墨染井の石盤には歌右衛門丈の名が.
"今曲がったところは何てえところだ。伏見の墨染の町というところだ"(三十石宝の入船)
墨染井と墨染桜 2004
小町桜 喜撰小僧(弘文柳枝:20) など 9件6題 (東京9件) 伏見区 喜撰の舞台は京都.「関の扉」の文句では,小町桜は墨染桜の異称とされている.
"世辞ィでまァるめて、浮気ィでェ捏ォねェてェェ小町ィ桜ァの眺めにィ、飽かァぬゥ"(喜撰小僧)
     
狼谷 三十石宝の入船(講明治大正3:41) など 2件1題 (東京2件) 伏見市深草大亀谷 大亀谷.桃山を貫く谷筋.狼が争ったからとも,美人のお亀がいたからともいう.尾の長い亀がいたからという説はない.
"そのほか狼谷、六地蔵なぞは御見物になりましてもお話の種になります"(三十石宝の入船)
     
伏見 大丸騒動(三一上方1:16) など 65件30題 (圓朝3件, 東京36件, 上方26件) 伏見区 酒造など様々な用例.鳥羽伏見の戦の碑は御香宮神社にある.
"斬っても切れぬ伏見の兄でござります"(大丸騒動)
伏見戦碑 2002
伏見:撞木町 三十石(青圓生03:01) など 9件3題 (東京3件, 上方6件) 伏見区撞木町 撞木町遊郭石柱,写真の大石遊興地碑,撞木町廓之碑,撞木橋銘石柱がある.
"やれェ……伏見中書島なァ……泥島ェなァれェどゥよォ……い、なぜに撞木町ァなァ藪ゥのォ……なァかァよォ……い"(三十石)
大石良雄遊之地よろつや碑 2004
伏見:京橋 三十石宝の入船(講明治大正3:41) など 2件1題 (東京2件) 伏見区南浜町〜表町 宇治川からの水路が通じ,船着き場があった.伏見水運の拠点.
"あれが伏見の京橋というんだ"(三十石宝の入船)
京橋 2002
伏見:京町 大丸騒動(三一上方1:16) 1件1題 (上方1件) 伏見区京町あたり 京町筋.京橋から陸にあがった人は京町を北へのぼってゆく.享保年間創業の大丸呉服店は伏見京町が発祥.
"伏見の京町に大丸屋という大家がございまして"(大丸騒動)
     
伏見:駿河屋 播州巡り(三一上方2:06) など 2件2題 (上方2件) 伏見区京町3-19 創業300年を越える老舗菓子店.古代羊羹は和歌山工場でなく伏見本店で製造.
"伏見の駿河屋の羊かんにういろはどうなる"(播州巡り)
駿河屋古代羊羹 2002
伏見:大丸屋 大丸騒動(騒人名作04:21) など 3件1題 (上方3件) 伏見区 「大丸屋騒動」の大丸は,酒屋としている速記もあるが,伏見京町の大丸といえば,普通は大丸呉服店.
"この大丸屋さんに、悪剣、村正がございます"(大丸屋騒動)
大丸稲荷奉納額 2008
伏見:寺田屋 三十石宝の入船(講明治大正3:41) など 4件1題 (東京3件, 上方1件) 伏見区南浜町 今も残る船宿.坂本龍馬の定宿.詳しくはガイドブックで.淀川往来(向陽書房(1984))には越前屋,かくいや,山形屋,近江屋,水月,醍醐屋と名が挙がる.
"名差で来ているんだ。寺田屋というのが居るかい"(三十石宝の入船)
寺田屋 2014
伏見:寺田屋の浜 三十石(集英圓生4:08) など 7件1題 (東京1件, 上方6件) 伏見区南浜町 寺田屋の真ん前に碑がある.三十石船の出発.
"昔はこの寺田屋の浜という、船の出ますところは川ではなく堀割でございます"(三十石)
寺田屋の浜碑 2002
伏見:大手町 大丸屋騒動(騒人名作04:21) など 2件1題 (上方2件) 伏見区東大手町,西大手町 大手筋.東西路.
"伏見の大手町、大丸屋さんという家がござります"(大丸屋騒動)
     
観月橋 三十石(集英圓生4:08) 1件1題 (東京1件) 伏見区豊後橋町〜橋詰町 宇治川にかかる.観月橋北の岡は,秀吉が愛でた月見の名所だった.明治天皇駐篳碑がある.
"宇治川の本流に出ますあのちょっと上流に観月橋という"(三十石)
観月橋 2002
豊後橋 三十石(集英圓生4:08) 1件1題 (東京1件) 伏見区豊後橋町〜橋詰町 観月橋の別名.
"昔はこれを豊後橋と行ったそうです"(三十石)
     
中書島 三十石夢の通路(創元米朝4:13) など 9件1題 (東京3件, 上方6件) 伏見区 "伏見中書島は泥島なれどよ なぜに撞木町は藪の中よ".中書町遊郭は東柳町西柳町あたり.長建寺の弁天さんが彩り.
"中書島のへんまで行きますと橋の上へあの辺の女郎がぎょうさん出てきて"(三十石夢の通路)
再建された三十石舟 2002
大倉 運附酒(三一上方2:20) 1件1題 (上方1件) 伏見区南浜 酒造業.1905年月桂冠を発売.大倉記念館がある.
"伏見では大倉の月桂冠"(運附酒)
月桂冠 2008
白菊 猫の災難(初代桂春団治落語集,講談社(2004))など 伏見区上油掛町か 初代桂春團治演ずる速記に3回も出てくる名水.酒造にも使われる白菊水はあるが,伏見屋は不明.
"これ白菊ちゅう酒や。京の伏見屋の銘酒や"(猫の災難)
白菊水 2008
小栗栖 端物講釈(講明治大正2:11) など 2件1題 (東京2件) 伏見区小栗栖 小栗栖(おぐりす・おぐるす).明智光秀の最期地.本能寺の変の反攻に合って近江へ落ち行くとき,小栗栖の土民の竹槍に刺された.その明智藪が小栗栖小坂町にあるが,民家の奥のようなところにありわかりにくい.
"小野小町の妹妲妃お百と小栗栖村に於いて親子の御対面"(端物講釈)
明智薮碑   2004
桃山 ブロマイド屋(国書レコード:71) 1件1題 (上方1件) 伏見区桃山町など この城は観光施設.おあつらえ向きの所に塀に穴が空いている.ココで写真を撮る人が多いのね.訪問後間もなく経営不振で閉園.
"桃山に御殿がありましたそうですな。で、お猿やさかい桃山が好きやろ"(ブロマイド屋)
伏見桃山城キャッスルランド 2002
桃山御殿 地震加藤(文の助の落語, 三芳屋(1915)) 伏見区桃山町 慶長伏見地震(1596)で伏見城天守閣が倒壊.
"桃山御殿の門前まで来ると、メリメリバリバリ、屋根瓦はガラガラガラと落ちてくる"(地震加藤)
     
桃山御殿:大手門 地震加藤(文の助の落語, 三芳屋(1915)) 伏見区桃山町 秀吉の勘気を受けていた加藤清正が,地震で伏見城が倒壊したと聞いて大手門に駆けつける故事.芝居にもなっている.
"清正は内らへ入ろうと思うても追手の門は堅く閉じてある"(地震加藤)
     
六地蔵 三十石(青圓生03:01) など 3件1題 (東京3件) 伏見区桃山町西町 地名ではあるが,大善寺の地蔵堂を指す.伏見の他,鳥羽(浄禅寺),山科(徳林庵)など都の周囲6ヶ所に地蔵尊を安置したもの.六阿弥陀同様,遊山がてら巡拝したのだろう.
"県さん・平等院・小島ガ崎・花橘・扇ガ芝・六地蔵・狼谷、まァそこいらはちゃりみたいなもんでござります"(三十石)
六地蔵 2002
木幡 熊坂(講小勝:25) など 6件2題 (東京6件) 伏見区桃山町あたり 牛若丸を抱えた常磐御前が木幡の関にかかると,弥兵衛宗清に捕縛される.「源平」や「熊坂」の物語.『都名所図会』の校註に,現在の木幡と異なると解説がある.
"三人の子供を伴れて雪の降る日に山城の国木幡の関へかかる"(熊坂)
     
醍醐寺 花見の仇討ち(偕成少年06:05) など 2件2題 (圓朝1件, 東京1件) 伏見区醍醐山1 西国三十三ヶ所第11番札所.慶長3(1598)年,秀吉が淀君らを引き連れ,花見御殿で催したのが醍醐の花見.銘板がある.醍醐寺の五大堂では,大鏡餅を持ち上げる力持ち行事がある.力と頼むは三味線の裏の「五大力」,三五大切.
"むかし豊臣秀吉が、伏見の醍醐寺で、はじめて豪華な花見の宴をひらいたということです"(花見の仇討ち)
醍醐寺五大力さん 2004
鳥羽 蔵前駕籠(立名人名演10:01) など 7件3題 (圓朝1件, 東京6件) 伏見区 「蔵前駕籠」など,鳥羽伏見の戦で世情不安な時代.小枝橋が鳥羽の戦の開戦地で,鳥羽離宮跡公園に碑がある.
"正月の三ッ日から、伏見・鳥羽の戦いが始まった"(蔵前駕籠)
袈裟御前首塚 2014
大川 三十石夢の通路(創元米朝4:13) 1件1題 (上方1件) 伏見区 "大川の真ン中まで行たところでこいつをキリーッと、舳先を南へ向ける"(三十石夢の通路)      
千両松 三十石(大空SP11:03) 1件1題 (上方1件) 伏見区 淀川の千両松原堤防.
"夢でもつれし千両松淀のほとりの夜更して車の音もおちこちと砧の音や男山"(三十石)
     
羽団扇(三一談志1:13) など 10件4題 (東京6件, 上方4件) 伏見区 淀君の居館は城の北方,納所町という.
"そうか。淀の花火は見たことがあるがな"(羽団扇)
     
淀:櫓 三十石夢の通い路(三一上方2:14) など 2件1題 (上方2件) 伏見区 石垣と内堀が残る.なぜか天守台には立ち入り厳禁.競馬に勝つにつけ負けるにつけ,酒盛でもするのか.
"淀の町にもナすぎたるものはよ お城櫓となア水車よ"(三十石夢の通い路)
淀城址 2008
淀:水車 うどん屋(青小さん2:14) など 12件6題 (圓朝1件, 東京6件, 上方5件) 伏見区 淀城は明治維新で破壊された.名所絵に描かれた淀川に面した水車の風景もなくなった.城の回りにはミニ水車があった.
"淀の川瀬の水車……てのァ聞いたことァあるよ。おひや車てのァ聞いたことァねえや"(うどん屋)
淀城石垣 2002
山科区
山科街道 指南書(講落語全集2:12) など 2件1題 (東京2件) 山科区 草津へ同道する怪しい人物.「指南書」を見ると旅は道連れ世は情け.
"三条通りから山科街道へ出ました(中略)草津までまいりますので"(指南書)
     
山科 九尾の狐(騒人名作06:16) など 6件5題 (東京5件, 上方1件) 山科区 岩屋寺は,大石内蔵助が隠棲をよそおった場所.次項,大石神社のすぐ隣.池の中の碑のほかに,遺髪塚がある.
"その頃山城国山科の傍らに閑居せる坂部庄司行綱といえる元北面の武士"(九尾の狐)
大石良雄君隠棲舊址碑 2004
毘沙門堂 だくだく(柳家小満ん口演用てきすと その十八,てきすとの会 (2016)) 山科区安朱稲荷山町18 毘沙門堂門跡.小満ん師の「だくだく」のマクラに語りつくされている.狩野益信(洞雲)が逆遠近法で描いた動くふすま絵,圓山応挙の描いた杉戸のコイ,九老の間の図.拝観有料.
"京都の山科に毘沙門堂という古いお寺さんが厶いますが、ここで大変に不思議な絵を見たことが厶いまして"(だくだく)
     
奴茶屋 第一回(走り餅)(滑稽伊勢参宮, 駸々堂 (1895)) 山科区安朱桟敷町 戦国時代から続いた茶屋.毘沙門堂領地にあたる山城駅南にあったが,今は駅前ビルとなっている.写真は,明治天皇御駐輦を記念して建てられた碑.
"サアここが奴武右衛門といッて有名の仁があッた、今に奴茶屋というて残ッておる"(滑稽伊勢参宮 第一回)
明治天皇御遺跡碑解説 2014
山科御坊 第一回(走り餅)(滑稽伊勢参宮, 駸々堂 (1895)) 山科区東野狐藪町2 現在の山科別院のことだろう.このあたりには,土塁と堀を持つ広大な山科本願寺があったが,室町時代に焼き討ちされた.山科公園には山科本願寺の土塁が残っている.「走り餅」には,この月入(つきのいり)も登場する.月入山科よりは一里半息を切ったる嫡子力弥,の歌が引かれる.
"これから南へ入ると山科御坊、そのむこうに月入といふ所がある"(滑稽伊勢参宮 第一回)
山科本願寺土塁跡 2014
大石神社 高尾(青圓生06:07) など 2件1題 (東京2件) 山科区西野山桜ノ馬場町 「仙台高尾」のマクラ.1935年の創建.山科閑居ゆかりの大石内蔵助が祀られている.万亭が松を奉納していたり,吉田奈良丸の碑があったりする.大願成就の聯がいい.
"とにかく今日では大石神社という神に祀られるという……この方は名前を残しております"(高尾)
大石神社 2004
元慶寺 花山天皇の出家(落語で楽しむ古典文学, 大修館(2013)) 山科区北花山河原町13 天台宗華頂山元慶寺(がんけいじ).僧正遍昭の開基.この噺は「大鏡」,花山天皇がだまされて出家させられる場面をもとにしている.元慶寺の北に隣接して,臨済宗華山寺という寺があり,その境内に花山院の墓と記された3基の五輪塔がある.
"失礼この上ないことでっせ、今から行く元慶寺、花山寺の仏様に"(花山天皇の出家)
元慶寺花山院御落飾道場碑 2014
不明
アロー 平家物語(三一談志4:08) 1件1題 (東京1件)   談志師の入れ事.
"ベラミかなんかで飲んで、アローかなんかでひっくり返ってやがったね"(平家物語)
     
加茂明神 九尾の狐(騒人名作06:16) 1件1題 (東京1件)   "加茂明神の親託ありし蟇目の法を行いけるに、不思議にも玉藻前の容貌変じ"(九尾の狐)      
光福寺 伊勢音頭(近代文藝捕物:07) 1件1題 (上方1件) 架空か 京都市内には左京区と南区に光福寺が現存する.
"山城光福寺の僧が宮殿再建の落成祝いに、土壌を築いて"(伊勢音頭)
     
三条の鍵屋 三十石宝の入船(講明治大正3:41) 1件1題 (東京1件)   "ハハア京は何屋が御宿……三条の鍵屋"(三十石宝の入船)      
島町 アメリカ人の恋(毎日三百年2:08) 1件1題 (上方1件)   "島町の太夫を落籍するのに二千円で引かせたら"(アメリカ人の恋)      
浄福院 ぼくの友だち(日文落語野郎:07) 1件1題 (東京1件) 不明 京都府にはない.
"古今著聞拾遺という本に(中略)京都に浄福院というすこぶる格式の高い寺があって"(ぼくの友だち)
     
高島 旦那の羽織(講明治大正5:58) 1件1題 (東京1件)   "西京の高島で特別に檳榔子で染めてもらいました"(旦那の羽織)      
滝屋 三枚起誓(講明治大正3:22) 1件1題 (東京1件)   "誰が何といっても京地ではどうも滝屋がいい"(三枚起誓)      
長延寺の猫 大黒(講明治大正2:23) 1件1題 (東京1件)   書籍解説には超円寺か長円寺の可能性が示されていた.右京区の浄土宗超圓寺には猫の彫刻は昔からないとのこと.下京区の長円寺には市の説明板があがっているが猫の記載はない.
"京の長延寺にも同じく一猫彫ってございます。これを日本三猫と唱えます"(大黒)
     
ベラミ 平家物語(三一談志4:08) 1件1題 (東京1件)   談志師の入れ事.
"ベラミかなんかで飲んで、アローかなんかでひっくり返ってやがったね"(平家物語)
     
丸万岡本 西京土産(講明治大正2:36) 1件1題 (東京1件)   "私は三条通りの丸万岡本と申す宿屋におりました"(西京土産)      
山城西の京 鴬宿梅(騒人名作05:26) など 2件1題 (東京2件)   鶯宿梅の故事.
"山城西の京に寸分違わざる梅の木がござります"(鴬宿梅)
     

掲載 060421/最終更新 200101

   表の項目の説明

HOME >> はなしの名どころ >> prev 南区・伏見区・山科区 next