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10日目    上野下野道の記 本文

 1876年9月7日
 〜沼田


 ようよう沼田についた圓朝は,早速塩原太助の取材をはじめる.沼田市内に住む老人に会い,太助の家が下新田にあることを聞きあてる.
  彼處へはどうして蒔いて蕎麦の花
                 −数坂峠−


地点名 出典と登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年月
小川村 多助, 草三, 上野, 太助伝 全2件2題 利根郡片品村 東小川から金精峠への道は明治6年に開通した.それまでは杣人さえ迷うような悪路だった 東小川トウモロコシ街道 0308
須加川村 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 利根郡片品村 須賀川の大崖も難所で,以前は上道や片品川沿いを通っていた      
平川 上野 利根郡利根村平川 片品川より上の台地.何にもない 平川 9707
千鳥村 多助, 草三, 上野, 太助伝 全2件2題 利根郡利根村千鳥付近 上州東口千鳥村は,「後開榛名の梅が香」にも使われる.例によってバス便はか細く,日に7本 千鳥バス停 9707
逢貝村 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 利根郡利根村追貝 追貝.国道120号から東へ入る.現役ではないだろうが,バス停の向こうに車井戸が見える 追貝バス停 0308
大泉小泉 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 利根郡利根村 圓朝ものでは常に大泉小泉.吹割の滝のことだろう.激流のすぐ脇を遊歩道が通っている.見物人はおっかなびっくり滝壺に近づく 吹割の滝 0308
浮き島の観音 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 利根郡利根村高戸谷 吹割渓谷の中島に観音堂がある.観音は左甚五郎作という 浮島観音堂 0308
文殊ヶ嶽 上野   片品川の源流部との説明.不明      
高科川 多助, 上野, 太助伝, 下新田 全1件1題 群馬県 「上野下野道の記」では高科川とあるが,他の用例は片品川 片品川 0308
丸木橋 上野 沼田市(旧利根郡利根村追貝)か 芭蕉句碑の近くいうと,今の千歳橋にあたる.上の写真がそうだが,かなり深い渓谷      
翁の碑 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 沼田市(旧利根郡利根村追貝) "夏来ても只一つ葉のひとつかな".旧利根村役場の向かい,民家の庭先に句碑がある 芭蕉句碑 0308
高鳥村 上野 沼田市(旧利根郡利根村高戸谷) 高戸谷(たかとや).国道120号から西へ山側へ入る.リンゴ栽培がさかん 高戸谷 0308
大原村 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 沼田市(旧利根郡利根村大原) 大原で見るべきところは次項の諏訪神社ぐらい      
諏訪明神 上野 沼田市(旧利根郡利根村) 大原村のうち 諏訪神社 9707
数坂峠 多助, 草三, 上野 全2件2題 沼田市(旧利根郡利根村〜利根郡白沢村) 数坂峠(かつさかとうげ).椎坂峠開通前の日光道.沼田側7番カーブから登る.登り口は失われたが,しばらく行くとトレースが現れる.途中に目印となる石地蔵があるが,峠近くは迷いやすい 数坂峠 0306
赤城山 伊香保, 草三 など (他 東京8件, 上方2件) 全16件12題 前橋市など 数坂峠から四方を望む場面.赤城山は数坂峠から南にあたる 赤城山大沼 9707
火打山 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 福島県南会津郡桧枝岐村 燧ヶ岳.数坂峠の北に位置する      
保高山 多助, 上野, 下新田 全1件1題 利根郡水上町 武尊山.数坂峠の西ではなく北に相当する.「塩原多助一代記」では穂高山 武尊山 9707
荒山 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 利根郡片品村,栃木県日光市 数坂峠の東.活動する日光白根山を指すだろう      
生井村 上野 沼田市(旧利根郡白沢村生枝) 生枝が正しい      
高平村 多助, 上野, 太助伝 全1件1題 沼田市(旧利根郡白沢村高平) 「塩原多助一代記」では,多助は高平まで納品に行かされ,帰りに待ち伏せされ殺されかける.高平の書院の手前にある巨木は天然記念物の五葉松 高平の書院 0308
物見松 上野 沼田市(旧利根郡白沢村上古語父)か 道の右側という記述.一本松(→ 圓朝)と同じものを指しているだろう.多助の青の別れの場面は沼田東方のことになる      
横塚村 上野 沼田市横塚町 今の地図でみると横塚は沼田への往還から北にはずれている 横塚交差点 0308
関根村 上野 沼田市か 沼田から1里18町.距離からすると横塚あたりだが不明      
沼田駅 後日譚, 草三, 下新田 など (他 東京5件) 全12件7題 沼田市 飯田みたいに三方を崖で囲まれた要害の地.鉄道の駅は崖下なので,通学はキツイだろう      
大竹屋 多助, 上野, 下新田 全1件1題 沼田市 沼田中之町の旅館.「下新田日記」でも圓朝が投宿      
原町 上野, 後日譚(岩波), 下新田 全1件1題 沼田市か 沼田市内に近そうな記述.今の原町は当時は原村.原新町の東木戸は原町木戸,用水は原町用水と呼ばれる      

掲載 041126/最終更新 100101

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