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福井県   
圓朝地名図譜
坊「愚僧は越前国永平寺の僧、諸国を行脚雲水の僧で今御門前を往来致しまする処、葷酒山門に入るを禁ずと有ります。禅家の御寺と心得、一問答願いたく推参致しまして御坐る。
 (橘家円喬(4) 「蒟蒻問答」)
  暉峻康隆ら編,『明治大正落語集成』 第三巻,講談社(1980)
 
地点名 この1題・登場回数 位 置 備 考 写真と撮影年月  
越前 尻餅(講ス文庫上方:044) など 11件9題 (圓朝3件, 東京6件, 上方2件) 福井県 福井県東部の旧国名.西部は若狭国.江戸川柳などで言うところの"越前"の用例(「天狗の鼻」)はなかったと思う.カニならばいいが,大発生するエチゼンクラゲは越前の人にとって迷惑な名前.
"加賀越前のオオ、お駕籠やエ回りのエエ、さまお陸尺よ"(尻餅)
エチゼンクラゲ 0510
越前岬 雪鴉(落語見取り図, うなぎ書房 (2005)) 丹生郡越前町 越前海岸北,日本海に突きだしている.水仙郷.水死体の髪毛がもずく料理に混ざるという場面で出てくる.文芸作品のような噺
"きっと越前岬か何かから、厳寒の北陸の海に沈んだ薄命佳人の精が潮に揉まれて"(雪鴉)
越前岬鳥糞岩 0905
福井 茶の湯(青金馬:13) など 4件2題 (東京2件, 上方2件) 福井市 もとは北の庄.福井城は本丸の堀と石垣が残る.福の井は福井の名の由来となる井戸.
"福井ィ行って雲丹をたべよう……なんて、日本中歩いてる人があります"(茶の湯)
福井城 福の井 9912
永平寺 こんにゃく問答(筑摩古典08:15) など 17件2題 (圓朝1件, 東京16件) 吉田郡永平寺町志比 曹洞宗大本山.「蒟蒻問答」で沙弥托善が修行していた寺.この1題のみ.
"拙僧は、越前の国永平寺…僧托善と申し、諸国行脚の者"(こんにゃく蒟蒻問答)
永平寺仏殿より中雀門 9912
下庄村字中野 失業者(白川小春団治:06) 1件1題 (上方1件) 大野市中野あたり 初代桂小春團治(舞踊家花柳芳兵衛)の新作に出てくる.大野の前名である下庄(しもしょう)の名は小学校に残っている.
"私、実は福井県大野郡下庄村字中野の者です"(失業者)
大野城より中野方向 0211
敦賀 九州吹き戻し(三一談志5:03) など 3件2題 (東京3件) 敦賀市 日本三大松原の一つ,気比(けひ)の松原は敦賀駅からバスの便がよい.まさに白砂青松の名勝.岬を回ると原発銀座,ふげんもんじゅの加護あれ.
"越前敦賀で"干瓢"というは、"夕方顔を晒す"、即ち、夕顔を晒すというんじゃわい"(九州吹き戻し)
気比の松原 9912
気比の神宮 薮入り(講落語全集2:21) など 2件1題 (東京2件) 敦賀市曙町 越前国一宮気比神社.社前の大鳥居が有名.国重文.官幣大社の文字を汚くセメントで埋めたりしていない.
"越前の敦賀へ行って気比の神宮へ参詣して"(薮入り)
官幣大社氣比神宮 9912
愛知村 納豆屋(新風金語楼1:10) など 2件1題 (東京2件) 福井県:架空 福井県愛知村とのこと.金語楼の新作「納豆屋」で使われたくすぐり.
"私は、福井県愛知村の者でございますが"(納豆屋)
     

掲載 040402/最終更新 140511

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