とりかえばや姉妹 |
明治期.金満家の芳野与作は,名古屋に仲居として勤めていた時の馴染みおそうを静岡に訪ねる−姉のおそうは,おようの夫の三蔵の金策を種におようとの仲を取り持つ約束−およう,断る.やむなくおそうが芳野の相手−芳野,おそうを囲う/おようが芳野と名古屋へ行ったと知った三蔵,嫉妬に狂い,芳野を襲う−誤っておそうとおようの連れ子の磯を殺す−三蔵,逃亡 |
静岡教導石 |
窮鼠猫を噛む |
三蔵,旧知の富田源蔵を頼る.妻のお秀は,清次郎に寝取られて横須賀にいるという.富田源蔵,東京へ身を隠せと説諭,三蔵に路銀与える−船中,侍信に身元を暴かれ,やむなく盗賊の相棒となる−押し入った先は偶然にも清次郎宅.100円せしめ,お秀も侍信のもとへ−盗みの報酬はたった1円と言われ,三蔵逆上−侍信が乗るはずの渡船に先回りしてこれを殺害.お秀と東京へ |
横須賀港 軍艦三笠 |
VDとDV |
東京で路銀を使い果たしても三蔵はおようを探し続ける−お秀,奉公先で,軍人の妾となったおように会う.身分が違い過ぎて,三蔵はおように近づけない−お秀,貧乏のあまり売春させられる.とうとう性病で顔に腫物−三蔵,そんなお秀を蹴り殺す−お秀の旦那の軍人を追って神戸へ向かうが,金がないので徒歩.ようよう静岡に来て,兄の瀧三郎を訪ねる.ここで暴れて三蔵は捕縛 |
小田原橋 |