真崎の月 |
幕末期.橋場に疎開した島田清左衛門を殿様風の一行が訪ねる−島田もてなすが,夜分に3000両奪われた上,娘の秋が犯される/秋,気鬱.殿様に恋わずらい−乳母の雪,情夫の白須から,例の殿様は流山在の重三郎だと聞く−秋を連れ出し,野田へ−葛飾新宿で白須,秋を涸れ井戸に投げ込む−驚いた雪,立ち向かうが殺される−秋,5日後に救出−順礼となり重三郎を探しに仙台へ向かう−途中,商人に化けた賊の1人に会う.秋が重三郎の命を狙っていると考え,秋の殺害を計画−水戸近くで連れのお光を殺すが,秋は川へ落ちて生き延びる−辻堂で図らずも重三郎に出会う |
水戸街道竹原宿 |
白髭の暮雪 |
維新後.質両替商の年雄ら向島の別荘へ雪見−酒宴中,門付けの瞽女をあげ,薗八節などを聴く−感心した年雄,母の見舞いにと,久助を連れて瞽女の家へ向かう−秋葉社で瞽女,年雄を刺す.門付けは実は秋,久助は実は重三郎だった−医者が手を尽くすが年雄死亡.医者の話で仇が重三郎と知れる−息子の源之助,13歳ながら仇討決意
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向島白髭神社 |
待乳山の夜の雨 |
大坂屋の若旦那清之助,寄合で芸者のろくに会う−島田の娘であることから馴染みとなる−駒木の諏訪社へともに参詣−宿屋に賊が入り,金奪われる.ろくも連れ去られる−ろくは実は秋.賊は重三郎/源之助,千葉周作のもとで剣術修行−母と行徳の徳願寺に参詣,帰りに弘法寺の石段で重三郎らとすれ違う−面影より,あの久助だと気づく−官軍を頼んで捜索するが,発見できず/仁太郎,清之助の店に現れ,ろくが巻き添えになって賊に襲われたことをネタに50両強請り取る−ろくこと秋,強請がうまくいったお礼参りの待乳山聖天で,偶然と重三郎らと出会う−斬り合いとなる−官軍が入り賊は召し捕り.重三郎と秋処罰 |
真間弘法寺の石段 |