鰍沢雪の夜噺 | ||
−かじかざわ− 三題噺「鰍沢」.題は,小室山の御符・玉子酒・熊の膏薬とも,鉄砲が入っていたとも言われる.三遊一朝口演.現在もさかんに演じられる演目. |
大あらすじ | |
身延詣りの旅人が,路銀目当てのお熊に撃ち殺されそうになるが,間一髪,鰍沢のお材木につかまって助かる. | 鰍沢 |
はなしの足あと | |
身延山へ詣る途中,鰍沢で道に迷う設定は現行通り.旅人が犬目または伊沼を尋ねるセリフはない. |
はなしの人びと |
くま | くま | 元熊造丸屋の月の戸花魁.伝次郎を毒殺. |
伝次郎 | でんじろう | 熊の膏薬売り.おくまの夫. |
旅人 | 無名.雪に降られて一夜の宿.くまに射殺されかける. |
掲載 090101