お若伊之助 |
明治20年頃,お若,叔父の高根に預けられるが伊之助と密会−鳶頭の勝五郎と叔父,よく見定めた上で伊之助を射殺.忍んできた伊之助の正体は古狸だった |
根岸お行の松 |
神奈川へ駆け落ち |
お若,双子を産む−双子の1人,米は越前屋の養女になる−もう1人の伊之吉は大工の大芳のもとへ−お若,尼になる−しかし,門付けの伊之助に会い,密会−これを勝五郎に見つかる−2人は駆け落ちの相談−お若,いったん叔父宅へ連れ戻されるが逃げ出す−品川駅の火事で2人はぐれる−ごろつきの勘太に見つかる−お若1人で神奈川まで汽車に乗って逃げるが勘太に追われる−勘太の親,勘兵衛に救われる−伊之助,駆け落ち先の勘兵衛を訪ね,お若と再会−男子岩次を出生 |
神奈川駅 |
品川の女郎花里と伊之吉 |
品川和国楼の米改め花里のもとへ伊之吉通う−客の海上渡,花里を身請けする計画−亭主は花里に身請けの承諾を勧める−朋輩の小主水の計略にしたがい,身請けされるふり−裏口から舟に乗り米と伊之吉は逃げおおせる |
品川土蔵相模あと |
神秘の離魂病 |
20年後,お若伊之助の2人,勝五郎を訪ねる−お若はずっと高根の家にいてぶらぶら病だと告げる−今度はお若が2人.再び狸の怪異か−勝五郎,お若らを高根のもとへ連れて行く−花里と伊之吉,偶然,高根家へ逃げ込む.花里は実はお米だと判明−兄妹で契っていたと知ったお米伊之吉は入水自殺−お若は離魂病によって分身したものだった−片方のお若は消滅,もう一方は死亡.伊之助自殺−岩次,仏門へ.谷中に因果塚建立 |
根岸狸塚 |